SSキッズルーム(保育&学童)とは?
利用者一人ひとりが運営者です
SSキッズルーム(保育&学童)の歩み
1、「SSキッズルーム(保育&学童)」の歩み
慶應母親学生会が発足したのは1981年のことです。ところが発足当初の数年間は大学内での保育活動が許可されず、大学外の貸し会議室などで「SS保育」を行っていました。
しかし、諸先輩方の粘り強い交渉の結果、1985年に初めて大学敷地内での保育活動が許可され、プレハブ施設での保育が行われるようになりました。その後もよりよい保育環境を確保しようと地道な交渉が続けられ、現在では空調設備の整った教室が大学側から貸与されるまでとなりました。2010年には日吉の新築独立館内教室にて、2011年には、震災の影響もあって、完成したばかりの※三田南校舎教室にて保育が行われました。(写真参照)このように慶應母親学生会の「SS保育」は、歴代の先輩方のご尽力によって支えられ、受け継がれてきたものです。2012度には「SS保育」を「SSキッズルーム(保育&学童)」へと名称変更しました。私たちは、先輩方からの贈り物ともいえるこの「SSキッズルーム(保育&学童)」を、時には守り、時には新しいアイディアを出し合いながら、また次の世代へと大切に受け継いでいきたいと考えています。
(※保育に使用する教室は諸事情により変わることがあります)
2、「SSキッズルーム(保育&学童)」の運営について
SSキッズルーム(保育&学童)は、子どもを預ける一人一人が協力し、運営していくものです。民間の保育施設でもなく、また、大学側で設置しているものでもありません。保育そのものは有資格の保育士さんにお願いしますが、それ以外のパンフレットの作成、保育者の手配、会計管理、保育施設の準備、ゴミの始末、施錠にいたるまで、すべて利用者が行います。SSキッズルーム実行委員が数名おりますが、利用者全員の参加、協力が不可欠です。また、利用者は全員、大学に「念書」(大学には責任を負わせない等)を提出します。
3、「SSキッズルーム(保育&学童)」の保育施設
大学から空き教室を借用し、保育施設としています。借用に関しては、通信教育部事務局学生部の学部会の審議をへて正式な許可を得ています。
大学内の教室であるため本来、保育を目的としている場所ではありませんが、子どもたちが快適に過ごせるように工夫することでより良い環境を作る努力をしています。
2011年は、新しく施工された日吉の独立館内教室、三田の南校舎教室を借用でき、快適な環境で保育を実施することができました。近年はこのように空調設備の整った子どもたちが快適に過ごせる教室を保育室として利用させていただけることが多くなっています。
4、「SSキッズルーム(保育&学童)」のSSキッズルームに対する大学側の位置付け
大学による慶應母親学生会のSSキッズルームの位置づけは「託児を必要としている者たちによる自主的活動」ですが、大学側から補助金や教室の貸与などのサポートを受けています。
5、保育者
(株)パソナフォスターより有資格者の派遣をお願いしています。また、2005年度より以前から親交のある慶應義塾大学児童文化研究会の学生さんによる「お楽しみ会」が各期1回の割合で行われ、子どもたちにとても喜ばれています。
6、「SSキッズルーム(保育&学童)」の保育料
SSキッズルームの運営費はほとんどが利用者からの保育料で賄われています。保育料は基本的に保育士の賃金を利用者で分担するという考え方から算出されています。
2022年の保育料は各期(6日間)の半日分(1講義分)につき、正科生の子ども1人21,000円~24,000円(年齢別)でした。利用者の減少や保育士料金の値上がり等、諸事情により利用年の保育料に増減があることをご承知おきください。
*年齢はSSキッズルーム利用時のものとします。