自主保育って?

大学構内には昆虫もたくさん。せみ?
大学構内には昆虫もたくさん。せみ?

あるお宅で、5組の母子が遊んでいました。そのうち、3人のお母さんが買い物に行く事になったので、残った2人のお母さんで5人の子どもを一緒に見ていることにしました。・・・これが一番身近な自主保育です。

自主保育とは、同じ思いを抱く親があつまり、子どもを預かったり、預けたりしながら、親の手で保育の場をつくることです。

慶應母親学生会の自主保育「SSキッズルーム(保育&学童)」も基本的にはこの考えから成り立っています。ただ、お母さんたちが保育者になってしまうと講義に出席する事ができません。だから、みんなでお金を出し合って保育者さんをお願いしているのです。保育料1枠(1講義分)あたりいくらと聞いてしまうと、つい託児所と混同しがちです。でも、母学のSSキッズルーム(保育&学童)は参加する人が全員で協力し合いながら運営します。つまり、利用するあなた自身が運営メンバーであり、初めて参加した人でも、何度も参加している人でも、SSキッズルーム実行委員でも、みんな立場は同じなのです。子どもを預けたもの同士で、チームとなって楽しく、協力し合いましょう。

Ⅲ期共同制作 拡大します
Ⅲ期共同制作 拡大します

かぎ当番備品係など係を参加するみんなで分担します。そして、掃除やゴミ捨ても各自が協力し合って行います。このような仕事は、会のためでもなく、SSキッズルーム実行委員のお手伝いでもなく、自分の子どものためのものなのです。自分の子供を預ける場所が汚かったら?掃除しますよね。子どもがゴミを出したら?捨てに行きますよね。難しく考える必要はないのです。

母学にはSSキッズルーム実行委員が数名います。すべての方がSSキッズルーム(保育&学童)利用経験者です。ほぼ例年、前年度の利用者によって引継がれています。そして、毎年4月頃から、大学への書類提出や保育士さんの依頼、みなさんへお渡しする資料の作成などボランティアで行っています。でも、SSが始まってしまえば一受講生となり、みなさんと同様に単位を取るために講義に出席します。ですから、みなさんの上に立つわけでもなく、ましてや託児所の事務員でもありません。自分たちが利用した経験からどのように運営していけばいいかをアドバイスしてくれる利用者としての先輩なのです。自主保育についてしっかりと理解していただければ、運営もスムーズになります。

みんなの手で「SSキッズルーム」を成功させましょう!